読書スピード

読書スピードをUPさせることが受験のポイント

受験勉強では、多くのテキストや教科書、受験参考書、過去問に目を通します。そのさい、ゆっくりしか読めない人と、スピーディーに読める人とでは、学習の進行速度に違いが出てきます。

読書スピードを上げると、受験勉強において、どのような効果が見込めるのでしょうか。以下に列挙してみました。

  • 勉強時間が短縮でき、そのぶん余暇が増える
  • 短期間で何度も復習できる
  • 理解力・記憶力がアップする
  • 長文読解が得意になる
  • ネットなどの情報の海を、手際よく泳ぐことができる
  • 試験本番で早めに終えることができ、見直しの時間ができる

受験の勉強時間というと5時間とか6時間、多い人では9時間や10時間、あるいはそれ以上ということもザラです。しかし効果的な速読法をマスターして読書スピードを高めることによって、試験勉強の時間を短縮することができます。すると、そのぶん自由時間が増えるので、趣味や好きなことに時間を割くことができます。これが受験期間中のストレス解消につながります。

また本を読む速さがアップすれば、短いあいだに同じ教科書や参考書を、何度も何度も回転させて復習することが可能になります。受験生の勉強方法の王道は、新しいことをどんどん吸収していくことではなく、一度学んだことを何度も復習して身につけていくことに尽きます。その意味では、読書するスピードがアップすれば、一度学んだことを何度も回転することができ、短期記憶を長期記憶に変換しやすくなります。

人は一度見ただけでは、完全に覚えられないものです。そこで必然的に何度も繰り返すわけですが、一度に読める量が多いほど、回転のスピードがアップするのは当然といえるでしょう。それによって、たった1か月という期間であっても、膨大な量を習得することができるのです。


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読書スピードが高まれば、理解力がアップする!

読書スピードが上がると、理解力が下がるのでは?という不安を持っているかたがいますが、それは間違いです。たしかに速読術を習得していない人が、無理をして速く読もうとすると、どうしても「斜め読み」や「飛ばし読み」をしがちです。その場合は、たしかに理解力が低下するでしょう。

しかし正しく速読法をマスターした人が、速く読書しても、理解力が低下するどころか、かえって理解力が高まります。同時に記憶力もアップすることになります。

人は本を読むとき、とりあえず前頭葉のワーキングメモリに情報を置きながら読んでいきます。その過程で、印象的なことや何度も出てくる話は、海馬に送られていきます。ワーキングメモリは、無味乾燥な事項の場合、7文字程度しか記憶できないほど要領が少ない機能です。そのため、どんどん読み進めていくと、前に書いてあったことが脳内で「あいまい」になり、忘れていってしまいます。

すると、前に書いてあったことと、新しく展開されていることの「つながり」が理解しづらくなります。
これは、ゆっくり読んでいるからです。あまりに読書スピードが遅いと、1冊の本を1日で読み終えることがむずかしくなるので、複数日にわたって読むことになり、よりいっそう忘れやすくなります。

ところが本を速く読める人は、1日で1冊を読み切れるので、忘れないうちに全体の各項目を相互につなげて考えることができ、理解力のアップにつながるのです。読むのが遅い人は、全体のうち一部分しか見えていないのに対して、読むのが速い人は、全体を俯瞰して眺められるというわけです。どちらが理解力に貢献するかは明瞭ですね。

理解力が高まれば、単なる丸暗記よりは記憶に残りやすくなります。

試験本番でも見直しの時間ができる

読書スピードが上がれば、普段の受験勉強が効率化するだけではありません。
試験本番においても、問題文を読むスピードがアップします。

全体の趣旨が把握しやすくなるのは当然として、早めに解答を終えることができます。ほかの人は制限時間いっぱいいっぱいに頑張っていたり、時間に間に合わないという人がほとんどでしょう。とくに大学センター試験では時間が足りないことが多いのです。しかし速読術を身につけた人は、半分の時間ですべてを終了し、残りの時間を見直しに割くことも可能になります。

人間の集中力は長くても90分しかもたないといわれます。また初頭努力終末努力という言葉があるように、はじめのほうと終わりのほうは集中力が高いのですが、中間あたりで「中だるみ」が生じます。その意味でも試験時間の半分で終えることは、ちょうど「中だるみ」が生じてきたときに終了できるメリットがあります。そのほかケアレスミスも未然に防げますし、余裕をもって試験にのぞめる効果があります。

読書スピードが速い人は、普段の勉強時間も短くてすむし、実際の試験でも余裕をもって取り組めるのです。これが自信となり、試験本番になっても、物おじしない落ち着きとなって現れます。

読書スピードをアップするには?

以上のように、読書スピードをアップすることは受験生の勉強方法には欠かせません。
早い段階からマスターしておけば、ストレスを少なくできます。

それでは読書スピードの上げ方には、どのような方法があるのでしょうか?
たとえば以下のようなやり方があります。

  • 時間制限をもうける
  • 同じ本を何度も読む
  • 音読しないようにする
  • 眼筋を鍛え、視野を広くする

制限時間を設けるだけで、文章を速く読めるようになります。すぐにでも普段の2倍や3倍は速くなるのではないでしょうか。ためしに15分だけとか決めて読んでみましょう。ストップウォッチやキッチンタイマーを活用することも有効です。

人は、いくらでも時間があると、集中力が低下します。当然読むのも遅くなりがちです。ところが時間が限られていると、一気に集中力が増すものなのです。この心理効果を「締め切り効果」といいます。試験前になって急に勉強がはかどりだすのも、この効用が働いています。

そのほか何度も同じ本を読んでいると、内容を十分理解しているので、読み込むほどに読書スピードがアップしていきます。べつに教科書やテキストである必要はなく、自分が好きな趣味の本でもOKです。何度も読むことで、しぜんに速読術の訓練になり、習得につながっていきます。

さらに速く読めるようになる秘訣としては、黙読しているときに唇が動かないように心がけることが大事です。音読の癖として、黙読していても口が動いてしまうことが多くなります。そうなると音読スピード以上には速く読めないので、この癖を矯正する必要があります。ガムを噛みながら読むと、簡単に直せたりするので試してみてくださいね。

目を鍛えてみよう!

以上の3つ、つまり時間制限を設ける、同じ本を読みこむ、唇を動かさない・・・これを心がけるだけで、今よりは読書スピードがアップするはずです。タイマーで測定してみれば、平均速度がどんどんアップしていくことがわかるはずです。

さらに高度な速読術を身につけたいというかたは、目を動かす筋肉を鍛えたり、視野を広げるトレーニングを取り入れると効果的です。速読するときは、目を高速で動かします。外眼筋が強いほうが、眼球を速く動かしやすいのは当然といえるでしょう。長時間、長文の読解をしても目が疲れない「目のスタミナ」をつけることができます。

眼筋訓練は、むずかしいことはなく、ただ目を速く動かせばいいだけです。パソコンの角だけを素早く、対角線で結んでもいいですし、目の前に指を立てて、それを素早く見比べてもいいでしょう。ただ、一度に10秒以上やると眼精疲労の危険があるので、1セットは10秒以内がオススメ。トレーニングの前後に、目を上下左右に動かしたり、ぐるぐる回したりしてストレッチをすると、目の筋肉をほぐすことができます。

そのほか視野を広げれば、文字をかたまりで見る「ブロック読み」が可能になります。
一文字一文字を律儀に追っていくよりも、文字をかたまりで捉えていくほうが速く読めるのは納得がいくと思います。いわば左脳から右脳への転換。風景のように文字をとらえていくわけですね。

速読の達人は、さらに1行や2行、あるいはもっと多くの行を一度で認識します。
眼筋トレーニングと視野拡大訓練を持続していけば、そのような地平も開ける可能性があるわけです。

以上のように受験生の勉強方法として速読術をマスターすれば、勉強勉強そのものや模試、本番の試験などで、かなりの効率化を図れるので、ぜひ身につけましょう。



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