勉強 コツ

勉強のコツはこれだ!

勉強のコツって何だと思いますか?

テスト勉強や記憶・暗記のコツ、受験勉強や資格取得、あるいは中学校、高校の学習のコツなど、いろいろなことにたいして「効果的な方法」があります。語学には最適なやり方がありますし、また宅建や法律、医療事務、プログラミング、英会話にも、それぞれに「具体的なコツ」があるでしょう。

しかし具体的な方法以前の問題として、すべの教科・科目に共通する効果的な方法というか、「脳の働きにのっとった勉強のコツ」というものがあります。それは、大局から詳細へと学習を進めていく、ということです。これは受験生の勉強方法にかぎらず、習い事や芸事、スポーツ、格闘技、武道など、何に対しても言えます。

まずは大まかなことを学んでから、徐々に詳細なことに手を伸ばしていく・・・これが最高の勉強法と言い切れる理由は、人間の脳の特性にあります。人間の脳というものは、とても曖昧にできています
コンピュータのようには正確に記憶できないのです。

コンピュータの場合は、たった1度だけで、どんなに膨大な情報であっても、間違わずに正確に「記録」します。それにたいして人間の場合は、たった1度だけでは、長期記憶になりません。何度も何度も海馬に働きかけてこそ、長期的に覚えていられるのです。しかも、いったん長期記憶になったとしても、そのあと使わなければ忘れていってしまいますし、まれに記憶があいまいになり、間違いを犯しやすくなります。

このようにヒトの脳というものは、曖昧にしか記憶できないので、最初から細かいことを暗記しようとしても、うまくいかないのです。それは脳の特性に反する学習法だからです。

環境の変化に柔軟に対応するための戦略

人間の脳が、このように曖昧で間違いやすくできているのは、じつは脳の欠陥ではなく、賢く生きていくための「戦略」です。

環境はいつも同じではありません。つねに流動しており、変化の連続といえます。もし風景や出来事を正確無比に記憶してしまうと、わずかな変化があっただけで、まったく認識ができなくなります。

たとえばAさんの顔を覚えているとします。しかし、もしも記憶が正確無比だとしたら、Aさんの髪が少し伸びただけでも、同じ人と認識できなくなります。別の人と感じてしまうのです。以前と違った服を着ていたり、メガネをかけただけで、同じ人と認識できなくなります。

でも人間の記憶が曖昧なおかげで、ちょっと変化があっても「抽象的な認識」ができるため、「同じ人だな」と判別することができます。それは脳というものは、「大雑把に」認識することが得意だからです。
なんとなくでもわかっていただけたでしょうか?

人間の記憶が曖昧にできているのは、「環境の変化に臨機応変に対応するため」です。
受験勉強においても、テキストや教科書を1回くらい読んだからと言って、すべてを正確に記憶できるわけではないのです。それは頭が悪いという理由ではなく、どんなにIQが高い人でも同じです。この点を理解して、それを学習に取り入れていくことこそが、勉強のコツといえます。

まずは大雑把に理解しよう!

勉強のコツは、まずは大きなイメージでとらえ、それができたあとに細かい暗記をしていくことに尽きます。その意味では、たとえば英語において、英文の流れや英文法を理解せずに、いきなり英単語の意味だけを覚えるのは得策ではありません。それよりは何度も英文を読んで理解する。その上で英語の単語を覚えるのが正しい勉強方法となります。

歴史でいえば、いきなり一時代のことを細かく覚えようとすることは、脳の特性上、間違った勉強法です。そうではなく、まずは原始時代から現代までの流れを大まかに把握する。それが出来てから、もうちょっと細かく、各時代を見ていく。この流れが大切です。

その意味では日本史が苦手な中学生や高校生は、漫画をうまく利用してみたり、小学生の教科書や問題集をやり直してみるのも効果的です。このことは、世界史や地理などの社会科、物理や生物、化学といった理科、数学(算数)、国語などでもいえることです。行き詰ったら基本に立ち返ってみましょう。

高校受験であれ大学センター試験であれ、何かの資格試験であれ、すべてに言えることですが、いきなり、詳細まで書かれた分厚い本から始めると失敗します。そうではなく、最初はできるだけ薄っぺらい入門書から取り組むべきです。まずは大きな流れというかイメージをもってから、より詳細な学習に入っていくべきです。その意味でも、受験生の勉強は、早い段階から余裕をもって始めることが大切です。

人間の脳は曖昧にできているのですから、いきなり細かいことを詰め込もうとしたり、丸暗記しようとしても頭に入ってきません。たとえその方法で記憶できたとしても、「全体から切り離された、離れ小島のような知識」になり、実際の試験や実務で、まったく使い物にならない知識となってしまいます。

徐々に細かい事項を学んでいく

勉強のコツは、すでに述べたように、まずは大雑把に大枠でとらえることです。それが脳の特性にぴったり合致しているからです。何も分からない段階で、いきなり細かな違いとか、似ているもの同士の比較はできません。どれも同じように見えてしまうものです。でも、それが正常なのです。

学習のコツは、「階層構造」を意識して、徐々に段階を踏んで詳細な箇所を学んでいくことです。木でいえばまずは幹の部分があり、それがどんどん枝分かれしていき、最後に葉っぱや花、実にたどりつきます。気が焦るあまり、幹もろくに理解せずに、いきなり実を取ろうとしてはいけないわけです。

概要を理解するということは、いいかえると右脳を使ったイメージ学習です。
それに対して、いきなり詳細を覚えようとすることは、左脳に偏った学習です。右脳→左脳という流れこそが、効果的な勉強法になります。もちろん左脳だけとか、右脳だけとか、どちらか一方だけを使うことはできません。脳梁でお互い、つながっているからです。そのようなイメージということですね。

漫画などを使えば、かんたんに概要学習が可能ですが、テキストや教科書しかない場合は、どうしたらいいのでしょうか?気が焦るあまり、どうしても細かい用語などに注意が向いてしまいがちなものです。受験参考書などは、太字だったり赤字だったりして、重要箇所が一目瞭然になっていることが多いので、どうしても気になるわけですね。

その場合は、「速めに読み進める」ことがポイントです。速読ですね。
そうすることによって、しぜんと細かい部分は気にせずに、概要だけを吸収していくことができます。そのような読み方で、できるだけ早く、サラッと1回読み切りましょう。あまりに時間をかけすぎると、最初のほうに書いてあったことと最後のほうが関連づけられなくなり、概要理解に支障が出るので、最初のほうを忘れないうちに読み切ることが肝心です。このような読み方で、何回か繰り返し読みます。3回くらい読めば十分でしょう。

次の段階として、読むスピードをやや落として、「熟読」「精読」に入っていきます。
このときに太字部分や赤字部分に注意を向けていくことが、人間の脳の特性にかなった勉強の仕方であり、勉強のコツになります。

以上のように段階を踏んで、大まかなことから始め、徐々に細かい作業に入っていく・・・これを専門用語で「スモールステップ法」といいます。このことは受験生の勉強方法だけではなく、芸事やスポーツ、武道でも同様です。まずは大きな動きを理解してこそ、より細かな動きができるようになります。
脳の特性に逆らわずに、むしろそれを利用して、成績アップ、偏差値アップ、そして最終的な試験の合格を勝ち取っていきましょう!



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