予習と復習

予習と復習は学習の基本

予習と復習を習慣化することは、学校の授業や予備校の講義を受けている学生にとっては、必須事項になります。もちろん独学で資格取得を目指している人とか、一浪や二浪している浪人生(予備校や進学塾に通っていない人)の場合は、とくに予習という考え方は不要でしょう。

しかし学校や塾に通っているかぎりは、講義や授業を「軸」として考えると、受験生の勉強方法は、ぐんと効率がよくなります。もちろん入試を目指していない小学生や中学生、高校生にも当てはまることです。

予習と復習、そして授業はセットです。これを回転させていくことによって、周りの人たちを出し抜いて、成績アップ、偏差値アップが可能となります。それでは、予習と復習では、どちらが大事なのでしょうか?もちろんどちらも大切なわけですが、あえていえば復習のほうが大切です。

予習をせずに授業を受けても、そのあと何度となく復習をすれば、それは長期記憶へ定着します。反対に予習をして授業を受け、そのあと復習をしないでいると、一度は覚えた記憶が薄れていき、やがては消えていってしまうことに・・・。

もちろん学校や予備校の講義を受けていない場合は、予習は必要ないので、学んだことをひたすら復習していくことで長期記憶になっていきます。

予習の効果とは?

予習と復習は本来、一体ですが、ここでは分解して予習の効用をみてみましょう。

なぜ予習をするのか?それは別に難しいことではなく、あらかじめ授業内容を知っていたほうが、授業中に理解しやすいからです。

もし予習をせずに授業に臨むとすると、学ぶ内容は授業が最初になります。
先生は早口の人だったり、板書中心の人だったり様々ですが、授業中に教科書の内容をすべて伝えられるとは限りません。重要な点だけピックアップして話し、あとは各自、自宅で読んでおきましょう!という先生もいることでしょう。

授業中に1から10まで、まんべんなく教授してくれるなら予習は必要ないかもしれません。しかし、どこかにもれがあったり、かいつまんで話しているだけだったり、すべてを正確に伝えきれていないこともあるわけです。ですから、あらかじめすべての学習内容を勉強しておくことによって、学習内容の全体像を俯瞰することができ、先生や講師が強調しているポイントがより分かるようになります。

また予習をしておくことで、疑問点がわいてきます。そうすると、それを「何としても知りたい!」を思うものです。この状態で学校の授業や予備校の講義にのぞめば、興味をもって授業に集中できるのではないでしょうか?

脳科学では、対象に興味をもてば、集中力と記憶力がアップするといわれています。
ですから予習もせずに、ただ漫然と授業を受けている人と、疑問点を整理して、それを何としても解決したいという意気込みで臨んでいる人では、集中力も記憶力もまったく違ってくることになるのです。

効果的な復習の仕方とは?

予習と復習のうち、予習の意義を解説しました。
好奇心をもって勉強すれば、海馬からシータ波が発生して記憶に定着しやすくなります。予習をすれば疑問点を洗い出せるので、好奇心や興味をもって授業に集中できる効果があるわけですね。

それでは効果的な復習の方法と、その効果について解説しましょう。
まず「復習はその日のうちに」・・・・これが鉄則です。その日を逃してしまえば、理解も記憶も遅れてしまうという気持ちでのぞむべきだと思います。

エビングハウスの忘却曲線という実験があります。だいぶ前の実験ではありますが、現在でも復習の効用を考えるうえでの資料となっています。それによれば人は、たった1時間のうちに56%も忘れてしまうとのこと。半分以上も忘却のかなたとなってしまうわけです。そして1日たつと74%もの記憶を忘れてしまいます。

できれば授業が終わってすぐに復習することが望ましいですが、1時間後でもいいですし、家に帰ってすぐに復習しても間に合います。夜寝る前に復習すれば、そのあとすぐに睡眠に入れるので、効果的な復習の方法となります。どの時間帯に復習するかは、その人の生活習慣によりますが、いずれにしてもその日のうちに復習したほうが、学んだことを忘れにくくなります。

復習をするときは、きれいなノートに清書する人、テキストや教科書をサラッと読むだけの人、英単語や漢字を何度も書き取りする人など様々です。復習の仕方は人それぞれでよいと思います。予習をして復習もしている・・・そのこと自体がすばらしい習慣なのですから。

予習と復習を回転させていく

家に帰って第1回目の復習をした時点で、予習・授業・復習と3回も学んでいることになります。
予習のメリットは、予習をしておくことで授業自体が復習にもなることです。この時点で、予習をしないで授業を受けている人に差をつけています。

また予習も復習もしていない人は、授業だけでしか学ばないので、先ほどのエビングハウスの忘却曲線でいえば、いずれ脳内から消えていってしまうことでしょう。そのため、試験前になってあわてて試験勉強することになるわけです。もし予習と復習を習慣にしていれば、一気に3回連続で学習できるので、かなり記憶に定着していきます。

ただ、それで終わってしまっては本当の長期記憶にはなりません。
その後も1週間後、2週間後、1か月後、3か月後、半年後、1年後というように、徐々に期間を空けながら復習を繰り返してく必要があります。それであってこそ、本物のゆるぎない記憶となるのです。

1週間後とか2週間後といっても厳密なものではなく、週末にまとめて復習するスケジュールでもいいと思います。土日は、過去に勉強したことの総復習の時間に充てるわけです。このような勉強の仕方であれば、中間・期末テスト前になってあわてて準備をするということもなくなります。テスト前は短時間だけ、ちょっと整理したりチェックすればいいだけです。

このように一度学んだことは、そのあとも、とことん復習をしていきますが、同時に「授業を軸とした予習と復習」という”新たな流れ”も同時に起こしていかなければなりません。勉強するほどに、やることが増えていくということですね。予習→授業→復習という流れは習慣にしてしまいましょう。習慣になれば、とくに苦もなく実行できるようになります。



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