脳の活性化

脳を活性化することは受験勉強に必須

脳の活性化は、認知症が気になってきた高齢者が行う「ボケ予防対策」だけではなく、若い年代の人にも必要なことです。脳を鍛えることによって、今よりもIQがアップし、それは偏差値や成績のアップへとつながるはずです。

頭の回転が遅い状態で受験勉強に励むよりは、脳をバージョンアップして回転を速めた状態で学習したほうが、絶対に勉強効率は上がります。

もちろん中学受験や高校受験を目指したり、大学センター試験や私立大学の入試を目標に勉強することじたいが、頭を使っていることは間違いありません。しかし一生懸命に猛勉強しているにもかかわらず、「暗記が苦手で、どうも物覚えが悪いと感じている」「理解力、読解力が不足している」「もっと速く読めたらいいなぁ」と感じている人は多いのではないでしょうか?

それは、まだ脳が力を全開にしていない証拠。まだまだ脳力アップの余地が残されているわけですね。

そこで登場するのが、脳を活性化するトレーニングや訓練です。
最近では携帯やスマートフォン(スマホ)でも、面白いアプリが登場しています。そのようなソフトやゲームを、ちょっとした移動時間にプレイするだけで、けっこう脳力開発できたりします。パソコンソフトで無料のものまであったりします。速読や速聴によって脳を鍛えることも有効です。

脳を活性化するには、「しない」と「する」の両方が必要

脳を活性化するためには、有効なトレーニングをする前に、まずは「脳に悪い習慣」をストップしなければなりません。

たとえば運動中心にダイエットを志そうという人は、運動しているからといって食べ放題を続けていれば、せっかくの運動も無駄になりかねないことと一緒です。それでは、いくら運動に励もうが、なかなか体脂肪は減っていかないでしょう。

それと同じことで、脳を活性化するための脳活トレーニングに励んでも、そのあとで頭を鈍らせるようなことをすると、なかなか脳力はアップしていきません。脳を退化させる、もっとも危険な行為は、テレビをただボーッと長時間眺めているような生活習慣です。

脳が働くためには、認知、判断、行動という3ステップが必要です。
しかしテレビをただ受け身で観ている状態は、認知で止まってしまっています。自分の頭で考えるということをしていません。脳内の状態をみると、視覚野や聴覚野に情報が届いて、前頭葉に移動していますが、そこで自分の考えを起こしていない状態。ワーキングメモリが鈍っているのです。

好きなドラマとか、どうしても見たい番組なら、興味をもって観るので、ストレス解消になりますし、それ自体脳を活性化すると思います。しかし、ただ意味もなくテレビをつけて観たくもない番組を観る・・・これは確実に脳を退化させます。もしテレビを観るなら、観たいものだけに絞る。そして長時間観すぎない。
これが脳のためには大事です。テレビの時間を少なくすれば、目の健康を守ることにもつながります。

以上のことはDVDレンタルやyoutubeなどのネット動画にも通ずるので、受験生や浪人生は気を付けましょう!

そのほか、酒(アルコール)の飲みすぎは、前頭葉と海馬に打撃を与えます。
アルコール性健忘症という症状があるように、酒は記憶の大敵です。学習したあとにアルコールを飲むと、海馬でのLTPを抑制することがわかっています。簡単にいうと、勉強したあとに酒を飲むと、記憶したことが定着しなくなってしまうということですね。これもテレビと同じで禁酒するのではなく、ほどほどにしたほうがよい、ということです。

睡眠不足になると、いくら脳トレや脳活に頑張っても、効果が出にくくなります。
十分な睡眠をとることが記憶を定着させることになりますし、日中の活動を支える力となります。以上、脳の活性化の前に、テレビの観すぎやアルコールの飲みすぎ、睡眠不足・・・この3つがあっては意味をなさなくなるというお話でした。

脳力を高める方法はたくさんある

脳の活性化方法は、ネットで調べるといろいろ出てきます。

右利きの人は左手を使うようにすると、右脳を活性化できるとか、腹式呼吸をするとよいとか、リラックスするためにアロマテラピーやクラシック音楽がよいとか、多くの方法があります。そもほか、簡単な計算問題を解くとよいとか、塗り絵や工作がいいとか、料理は五感を使うので脳にいいとか、実にたくさんの方法がありますね。ですから、これでなければいけない、というものはなく、そのなかからあなたに最もしっくりくるものを選べばよいと思います。

ここでは誰でもできる簡単な方法、もっとも根本的と思える脳活のやり方を挙げてみたいと思います。

  • 芸術に触れて、右脳を使うようにする
  • 速読の訓練をする
  • 読書の習慣をつける
  • 有酸素運動をする
  • よく噛んで食べる

右脳を鍛えるには、イメージ力をトレーニングすることです。芸術作品(絵画など)やクラシック音楽を鑑賞するだけでも、右脳を使います。ですからネットの画像検索で調べて、数分味わってみたりするだけでも効果的です。また窓の外の風景を、視野を広げながら眺めてみることも有効です。遠くの一点を見るよりも、全体的に眺めるわけです。

そのほか速読の訓練もオススメ。速読のトレーニングのなかには、視野を広げたり、目を高速で動かしたり、瞬間的に文字を読み取る訓練法などがあります。これを行なうと文章を高速で処理できるようになります。目は脳の出先器官であり「覗き窓」ですから、脳の一部といってよいでしょう。その眼を鍛える動体視力の訓練は即、脳の活性化につながっていきます。


>> 資格試験に1発合格するためのノーストレス速読勉強法

読書に励もう!

もしかしたら「受験勉強をしているんだから、文字は嫌というほど見ているよ」と思うかもしれません。
しかし受験生の勉強では、一部の教科(現代文や英文、歴史)をのぞいては、論理的な思考が要求されたり、無味乾燥な文章ばかりではないでしょうか?数学しかり、物理や化学しかり・・・。

これらの教科の文章を読んだり、過去問を必死で解いているときは、おもに左脳が使われています。
論理的な思考を担当するのは左脳だからです。左脳は筋道だてて考えることや文字の処理は得意ですが、並列思考やイメージが苦手であり、こればかりを酷使していると煮詰まって、ストレスがたまってしまいます。

大学受験や資格取得合格のための勉強は、最高の脳トレであり活性化法であると先ほど述べました。
しかし、どうしても左脳偏重であるきらいがあります。そのため、いくら勉強時間を長くして猛勉強しても、脳力アップの伸びしろに限界が出来てしまうのです。

これを打開するためには、右脳の活性化をすることです。
そのためには速読訓練をはじめたり遠くを眺めたり、芸術を味わうことも有効ですが、ふつうに読書することもオススメです。

読書といっても論理的な本ではだめです。
それは受験勉強でやりぬいているはずです。そうではなく、想像力を必要とするような小説です。推理小説でも世界文学でもいいので、とにかくイメージをかきたてるような本を読書するのです。

テレビ映像は苦もなくイメージを提供してくれますが、これを受け取っているだけでは脳が鈍ってきます。小説を読むと、文字から「自分の力だけで」想像する必要があるので、イメージ力がついて右脳が鍛えられます。受験の息抜きがてら、休憩時間にでも小説を読書してみてはいかがでしょうか?

運動と咀嚼も脳を活性化!

そのほかに脳を活性化するために、ぜひお勧めしたいものが有酸素運動と咀嚼です。
この2つを習慣づけるだけで、ワーキングメモリを担当している前頭葉と、記憶の定着にとって重要な海馬が鍛えられます。この2つの脳の箇所は、受験生にとって欠かせませんよね?

前頭葉のワーキングメモリは、記憶の入り口です。パソコンでいえばRAM。ここの容量が大きいほど、記憶力は倍増します。またワーキングメモリは、勉強のやる気や判断力、思考力、読解力、洞察力などに関係してくる重要な機能です。これが有酸素運動と咀嚼によって、鍛えることができるのです。

よく噛んで食べることは、脳を活性化する方法として簡単なうえに、効果も大きいものです。
ガムを噛む方法もありますが、ふだんの食事で硬いものを食べたり、噛む回数を多くするだけでいいと思います。ガムの噛みすぎは、お腹を下す危険がありますし・・・。

よくネットでは、脳を活性化する食べ物や食材、栄養素、サプリメント、薬などを知りたがっている人がいますが、何を食べるにしても、「よく噛む」というだけで脳のトレーニングになることを知る必要があります。灯台下暗しですね。

アゴの筋肉を動かしてよく噛んで食べることは、運動の一部。手の指を使って書いたり、ブラインドタッチすることも運動。ウォーキングやジョギングも運動。頭を鍛えるには、体を鍛えるという発想の転換がポイントになってくるわけです。



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後書き

脳の活性化のためには指をよく動かすことも有効です。受験生の勉強方法として、書き取りがありますが、これも脳を鍛えているわけです。朝の学習は、とくに脳にいいわけではありません。夜型の人が無理に早起きしても、体を壊すだけです。それよりも十分な睡眠時間を確保するほうに意識を向けるべきでしょう。ジョギングは脳を活性化させるといわれていますが、要は有酸素運動がいいということです。ですからウォーキングでも踏み台昇降でもダンスでもいいわけです。痴呆症・ボケ予防としても有酸素運動が取り入れられています。記憶力を高めることができます。
そのほか、そろばんが脳にいいという話も聞きます。これは指をよく使うことも関係していそうですね。そろばんの上級者は、脳内にそろばんを「イメージ」して、暗算も上達するといいます。計算でも読書でも、高速で処理していると、左脳が追い付かなくなって、しぜんと右脳の処理に移行していくのかもしれません。
脳をトレーニングするグッズや商品もあります。たとえば手で握るものとか、足ツボグッズですね。ツボといえば、手の甲の合谷という部分は、脳を刺激するといわれています。そのほかBGMを聴いているだけで脳活になるとか、モーツァルトがいいとか、いろいろ聞きます。脳のためには、いろいろなやり方を組み合わせて、相乗効果をねらうといいかもしれませんね。