勉強に集中できない

どうしても勉強に集中できない時は?

勉強しなければいけないと分かっていても、どうしても気が向かないときは誰にでもあるものです。
一度は机に向かって教科書やテキストを開いてはみたものの、どうしても集中力がつづかない。このような時は、どうしたらいいのでしょうか?その前に、まずは原因を考えてみましょう。

  • ストレスがたまっている
  • 周囲に気が散っている
  • 敷居を高くしている

まず、勉強に集中できない理由として、相当ストレスが蓄積していることがあります。
とくに受験生の場合は、毎日毎日、猛勉強の連続です。そうなると精神的なストレスがたまってしまい、煮詰まってしまうことに。人間、長期的にストレスにさらされると、どうしてもやる気がでなくなるものです。そういった場合は、「ストレスのはけ口」があるかどうかをチェックしてみる必要があります。

いくら受験勉強が重要だからと言って、1日も休まずに猛勉強を続けることは得策ではありません。
そこで1週間に1日だけ、たとえば日曜日だけとか決めて、勉強を緩めてみるのです。まったくしないというのでもいいでしょうし、ふだん5時間勉強しているのなら、その日だけは2時間で切り上げるなどですね。

そして、空いた時間は好きなゲームをしたり、カラオケにいったりして遊ぶわけです。そうすることで精神的なストレスが解消されて、翌日からの勉強のモチベーションアップにつながっていきます。
実はダイエットと、受験生の勉強方法は共通しています。ダイエットでも食事制限の連続では嫌気がさしてしまいますよね?そこで、たまには甘いスイーツを食べたりする対策をとるわけです。これは受験やダイエットにかぎらず、ストレスがかかることに取り組んでいる場合の鉄則です。

ほかに気が散っていませんか?

どうしても勉強に集中できないという時は、環境的な面も見直してみる必要があります。
人間は外部からの情報を、五感を通して受け取っています。視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚とあるうち、
視覚と聴覚がとくに勉強の集中力に影響を与えます。

勉強机に座っていても、目のつくところにテレビゲームがあったり、漫画の本棚やフィギュアなどが置いてあると、ちょっと目をそらしたときに、それが目に入ってしまいます。するとその視覚情報は脳に届き、大脳辺縁系の扁桃体を刺激して、そちらのほうに気が行ってしまうのです。

そこで対策としては、勉強部屋に気が散るようなものを置かないことが理想ではありますが、それが難しい場合は、せめて机に座ったときに、視界に入らないような場所に置くか、押し入れなどにしまうことです。そうすることによって勉強中に、余計な情報が脳に入ってこなくなります。

この場合も、ダイエットとよく似ています。満腹になったからといって、おいしそうなケーキを目にすれば脳は別腹をつくるように指令をだします。ケーキの視覚情報と嗅覚の情報は、食欲中枢のなかの摂食中枢を刺激します。いくら満腹中枢が刺激されて満腹感を覚えた後であっても、摂食中枢を刺激してしまえば、また食べたくなってしまいます。これに対する有効な対策はただひとつ、視覚情報や嗅覚情報をシャットアウトすることです。つまりケーキを見ない、嗅がないことで、摂食中枢を刺激しないことが得策です。

もしケーキをすでに口にしていて、もっと食べたいけれど、それ以上食べるのをやめたいときは、まずはお茶で口をすすいで味覚からの情報を遮断することです。そのあと、見ない、そして嗅がないことによって、摂食中枢を鎮めることができます。勉強での視覚情報と同じことですね。

 


そのほか聴覚からの情報が原因で、勉強に集中できないことがあります。
たとえば、周りで工事していたり、カラオケの音楽がうるさかったりですね。そのようなときは耳栓をして音をシャットアウトすればいいのです。最近では、イヤホンが耳栓がわりになるので、それを使ってもいいですね。

よくクラシック音楽とかBGM、自然の音などが集中力アップにいいと言われますが、これは人それぞれです。学習中に音がなっていると、かえって集中できないこともあります。そのようなときは、勉強前に聴くことをオススメします。机に座っていきなり勉強することは大変ですから、まずは椅子に深く腰掛け、ヘッドフォンをして、クラシック音楽や自然の音を聴くのです。大きく深呼吸して体をリラックスさせながら耳を傾けましょう。そうしているうちに脳波がアルファ波となって、勉強に最適な脳の状態になっていきます。

以上のように視覚と聴覚をコントロールすることによって、最適な脳の状態を作り出せます。
ただし、目に見えない場所に置いているにもかかわらず、ゲームや趣味のことばかり気になって、勉強に集中できないこともあります。外部から情報は入ってこないものの、すでに脳内にある記憶をたどって、どうしても「想像」してしまうわけですね。その場合は、ストレスが累積している可能性が高いので、前項に書いたように、たまには趣味やゲームに没頭して、思う存分遊ぶ時間を設けましょう。

敷居を高くしていませんか?

なかなか勉強に集中できないという時、自分で勉強にたいする敷居を高くしているのかもしれません。
高校受験や大学センター試験の勉強、あるいは資格取得という目標を掲げての学習においては、目指すものの難易度が高いほど、どうしても身構えてしまいがちです。

たとえば弁護士や行政書士、弁理士、一級建築士、看護師などに受かるためには、毎日長時間勉強しなければならないので、どうしても緊張してしまいます。いつ果てるともない勉強ですから、どうしても集中できなくなってしまうのです。

そのような場合は、時間を分割して、気軽に学習を開始することがポイントです。
1日8時間くらい勉強しなければならないとしても、まずは午前と午後に分けて考えます。すると、少しはやる気になってきませんか?午前中に4時間を確保できれば、午後は4時間勉強するだけでノルマは達成です。午前中だけでノルマの半分を終えることができれば、肩の荷が少しは軽くなります。そうなると午前中にも午後にも、勉強に集中できるようになります。

とはいっても4時間のあいだ、ずっと休まずに勉強を続けることは至難の業です。
この場合、「目に見える終着点」を設定すれば、「そこまで頑張ろう」という目標ができるので、集中力を発揮して勉強できるようになります。たとえば1時間ずつ勉強して、間に15分くらいの休憩時間をつくるのです。休憩をはさむことで、ストレスの解消になりますし、気分転換や目の疲れの解消もできます。
また脳の唯一の栄養素はブドウ糖なので、甘いものを軽く補給すると、その後の勉強がはかどります。

1時間というのは一例で、これは人によって違ってきます。集中力のスタミナがない人は、もっと短くてもいいのです。たとえば30分などですね。30分勉強しては5分休憩し、また30分集中する。これなら勉強に対する敷居が低いので、気軽に取り組めますね。

学校の授業はよくできていて、1時間前後の授業と休憩の繰り返しです。終わりが見えるからこそ、頑張れるところがあります。しかし、多くの人は家で勉強するとき、なぜか休憩をはさまずに長時間、連続して学習するというミスをおかしがちです。学校の時間割を参考にして、それをそのまま真似て自宅でも学習すれば、集中力を持続しながら勉強することができます。



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後書き

勉強に集中できないときは、自宅とか家にこだわるのではなく、予備校や塾の自習室で勉強してみたり、図書館や喫茶店などに行ってみるのも有効です。人間は、場所を変えることで海馬が喜びます。すると集中力に関係しているシータ波が発生して、面白いように集中できるようになるのです。周りからの視線があるという環境のほうが、適度な緊張感があるので、扁桃体の活性化により集中力が高まるという効果もあります。
勉強に集中できない時、病気が関係していることもあります。脳や目の疾患ですね。脳の場合は、過眠症やナルコレプシーによって、大事なところで眠り込んでしまう。そのほか脳腫瘍、うつ病や統合失調症などの精神疾患なども関係していることがあります。目の病気の場合は、斜視や弱視があると、勉強に集中しづらくなります。普段は正常でも、たまに斜視になる、「隠れ斜視」という症状もあるので要注意。遠視になると近い場所に焦点を合わせるのが辛くなるので、テキストや教科書を見るのが億劫になります。これが集中力を妨げたりします。おかしいなと思ったら眼科の診察を受けましょう。
勉強に集中する音楽は、人それぞれですが、学習前のクラシック音楽が最適です。右脳も活性化しますし、受験生の勉強方法としては最高ではないでしょうか?ぜひ、学習前にクラシック音楽を聴くことをオススメします。とくにモーツァルト効果という言葉まであるように、モーツァルトの音楽に頭をよくする効果があるようです。ただし、その効果は長時間持続しないので、学習の直前に聴くことが効果的です。
そのほか勉強前にガムを噛んだり、軽く運動してから勉強すると、高い集中力を発揮できるようになります。学校や仕事から帰宅して、疲れていたとしても、軽く運動する。そうすると、それまでのことがリセットされて、「よし、勉強するぞ」という気になってきます。運動すると膵臓にあるグルカゴンが、グルコースを分解して、ブドウ糖を血液中に放出します。すると空腹であっても、空腹感が和らぐので、夕食前に軽く運動して、そのあとに勉強すると効果的です。最後に勉強に集中できる食べ物は、残念ながらありません。即効で効果がでるような栄養素やサプリメントはないのです。ただ前述したように、よく噛むことで、そのあとの勉強に集中できる効果はあります。